卒業生の声

あゝ 青春の胸の血 は

前米沢市長 中川 勝

卒業生の声 中川勝氏

高校に入学した頃、青春歌謡、特に舟木一夫の学園ソングが流行っていました。米商を卒業して55年の月日が過ぎても時々口ずさむメロディの一つが この曲 です。

歌詞の出だし は 「溢れる若さあればこそ未来に向かいわれら立つ」。あの頃を思い出し、高校 時代 の自分が蘇ってきます。部活に明け暮れ、「もっと勉強しとけば良かったなぁ」と思う 時 もあります。
でも、一番思い出されるのは友の顔です。普段会うことができる仲間もいますが、卒業以来会っていない友もおり、「あいつ 、 今どうしているのかなぁ」と当時を思い出しています。

私にとって米商とは何だったのだろう 。考えると、 多くの友との出会いが今の私を支えてくれていることに改めて気づきます。青春時代の友は一生の宝となります。友とともに青春の 胸の血をたぎらせ、社会を、未来を突き進んでください。期待しています。

(出典:舟木一夫「あゝ青春の胸の血は」)


税理士を目指すきっかけをくれた場所

税理士 長澤修司

長澤修司 氏

米沢商業高校で簿記を初めて学んだ時のことを今でも思い出します。

借方、貸方という二つの項目で作成する仕訳で、会社の成績や財産状況がわかる表を作成でき、個人商店も大企業も同じルールで行う。こんな学問があるのかと感動しました。

「好きこそものの上手なれと」という言葉がありますが、私は簿記の授業が大好きで、授業が終わった後の休み時間も簿記の問題集を解いていましたね。

私は大学に進学せず就職を選択したとき、簿記を生かせる仕事をしたいと考え、税理士という職業を知り税理士事務所に就職を決めました。その後、仕事をしながら試験にチャレンジし税理士になりましたが、今思うと米沢商業高校に入学していなければ、私は税理士になっていかなかったと思います。

現在は独立し、お客様の繁栄のため日々仕事に追われる毎日です。税理士になるきっかけとなった米沢商業高校で学んだことを生かし、これからも邁進し続けていきます。