米沢商業高校
 

校歌について

校歌

大正11年、創立20周年記念事業の一つとして、校訓とともに制定
されました。

作詞者の須藤栄吉(米沢市出身)は当時本校の英語の教師でした。

 ふるさと米沢と市立商業と、此所に学ぶ若人のため、全情熱と湧然
とわく詩興に打たれ、天来の霊感を以て「校歌雲に横たふ」は茲に誕
生した。彼の詩心は天の嘉みしたもう所となった。古里の山河に至誠
・進取の二大校訓を託し、四季のうつろいを叙し、謙信、鷹山二公の
遺風を顕彰し、人間性の深奥に呼び掛けて、商業教育に志向する若人
よ、世界に向かい高い目標を望んで、胸を開けと、未来への無限の可
能性を、全たき信頼を持って強調している。


作曲者の大沼哲(米沢市出身)は陸軍軍楽少佐でした。

 陸軍戸山学校を首席で卒業、直ちに同校軍楽隊に勤務。傍ら、アテ
ネフランセ夜間部に通いフランス語を学んだ。天与の楽才に恵まれし
かも努力の人でもあった。本校教師の田村久内が大沼と知り合い、こ
れがきっかけで作曲を依頼した。大沼は至誠・進取を説いてやまない
須藤の人間味あふれる詩の心に打たれ、作曲を約した。